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Interview

株式会社レグレット 津幡アトリエ

#02株式会社レグレット 津幡アトリエ創業者のふるさとで地域に貢献できるアトリエに

[代表] シニアマネージャー:戸澗衛さん/アトリエ長:齋藤幸さん 
[住所] 津幡町字庄ヌ39-1
[設立] 2015年3月
[従業員] 全体:約150名/津幡アトリエ:69名

[活用制度]
津幡町商工業振興促進助成金

株式会社レグレットは和倉温泉・加賀屋の子会社で、辻口博啓氏プロデュースの洋菓子を製造しています。
2015年、創業者のふるさと・津幡町に、新たな製造拠点である津幡アトリエを建設しました。

今回はシニアマネージャーの戸澗衛さん(写真右)、アトリエ長の齋藤幸さん(写真左)から、津幡町にアトリエを建設した経緯や良かった点などをお聞きしました。

Q.株式会社レグレットの津幡アトリエでは何を作っていますか?

レグレット株式会社の津幡アトリエでつくられた焼き菓子は、北陸各地の販売店「ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ」で販売されています。

株式会社レグレットの津幡アトリエでつくられた焼き菓子は、北陸各地の販売店「ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ」で販売されています。

株式会社レグレットでは、世界的に有名なパティシエ・辻口博啓氏プロデュースの、地元素材を使った洋菓子の製造・販売を手掛けています。津幡アトリエでは、北陸各地で販売している「YUKIZURI」やバウムクーヘンに金箔をあしらった「金のバウム」など、主に焼き菓子の製造を担当しています。

Q.津幡町に工場を建設したきっかけはなんですか?

当初、「YUKIZURI」は七尾市・和倉にあるアトリエで製造・販売をしていました。しかし、和倉から金沢や富山、福井の販売店へは距離もありましたし、北陸新幹線の開業と、朝の連続テレビ小説「まれ」が放送されることによる需要の増加も見込まれたため、北陸各地へのアクセスがいい津幡町に新しいアトリエを建設することで、生産・流通体制を整えようという狙いがありました。

また、レグレットは加賀屋のグループ企業なのですが、加賀屋の創業者が津幡町出身ということも理由の一つです。創業者のふるさとでお菓子を製造することで、もう一度原点に戻ろうという考えもありました。

Q.津幡町に工場を置いて良かった点はありますか?

現在、レグレットでは、和倉と津幡の2つのアトリエで主なお菓子を製造しており、和倉では生菓子を、津幡では焼き菓子を主に製造しています。
生菓子と焼き菓子はそれぞれ製造環境が違っており、バターやクリームなどを用いる生菓子は涼しい環境で、焼き菓子はオーブンなどを使う関係で温かい環境で製造されています。それぞれを別のアトリエで製造することで、衛生的にも効率的にも、よりよいお菓子作りができるようになりました。

現在津幡アトリエで働いているスタッフの約9割が津幡町から通勤しています。大型スーパーやバイパス入り口が近く便利な庄地区にあるためか、求人に対して多くの応募をいただいています。
今年8月に二次募集を行った際も、スムーズに集まってくれました。
津幡町ではスタッフの確保がしやすく、皆さんまじめに仕事に取り組んでいるのでとても助かっています。

Q.将来への展望は何かありますか?

津幡アトリエは内部がガラス張りとなっていて、見学者の受け入れが可能な設計となっています。しかし、現在は商品の製造、生産を最優先するため、一般のお客様向けの見学は行っておりません。
将来的には、このアトリエで製造だけでなく販売も行いたいと思っているので、駐車場の整備やスタッフの教育も含めた受け入れ態勢を整え、津幡町の方はもとより観光のお客様がお菓子作りの現場を直に見て、出来立て、焼き立てのお菓子を買うことができる。そういったアトリエにしていきたいと思います。

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